2024.05.31
【2024年版】LINE(LAP)広告の基本知識からはじめ方・運用のポイントを解説!』
LINE広告は、月間9,600万人が利用する、日本最大級のユーザー数を誇るコミュニケーションアプリ「LINE」に広告を出稿するための広告配信プラットフォームです。
本記事では、LINE広告のメリット・デメリット、広告の種類、アカウントの作成方法と出稿の手順、成果を出すポイントを解説します。
LINE媒体の特徴
LINEは日本で多く使用されているSNSの1つであり、LINEの使用者数は、約9,400万人が使用されていると言われています。国内でも人口の70%以上が利用しているため、広告を利用するならたくさんの人が見てくれると期待できるでしょう。
また、年齢層も20〜30代という若い方だけでなく、年齢の高い60〜70歳の方も使用しています。InstagramやTwitterは若い50歳以下の方で割合が占められていますが、60〜70歳でも約7割の方が使用されていると言われています。
さらに、トークの開封率も高いため、メルマガとして運用している企業も多いなど、個人間だけでなく、ビジネスで利用されているケースも多いです。LINEは利用者数や年齢層、開封率から広告媒体として最適な特徴があると言えるでしょう。
LINE広告のメリット
LINE広告のメリットは以下のような点があります。
1)圧倒的なリーチ力
ほかの媒体と比べてもリーチできるユーザー数が圧倒的に多いだけでなく、ユーザー層の性別や年齢にも偏りがないため、ほかのSNSが苦手とするユーザー層にもリーチすることができます。
2)少ない資金で配信ができる
LINE広告を配信するときは、初期費用なしで行えます。紙の広告などで運用するときは、数十万円という費用が必要になるケースがありますが、LINEを含めたSNSは規模によって金額を調整できるため少額から行うことが可能です。
3)友だち追加してもらいやすい
LINE広告には友だちを増やせる「友だち追加広告」があり、設定した費用の中で広告を掲載して、新規の友だちを獲得することが可能です。
4)詳細にダーゲティングができる
提供している商材と相性の良いセグメントを指定することで、特定のターゲット層に絞って広告配信ができる、また認知度を向上させるための機能があります。
LINE広告を利用するなら、ユーザーへ効果的なアプローチを行えて、自社製品の購入促進に繋げられる期待できるでしょう。
LINE広告のデメリット
LINE広告を使用するときは、以下のようなデメリットがあることも把握してください。
1)審査の基準が厳しい
LINE広告は審査を通過しなくてはいけませんが、基準や規制などを把握しておく必要があります。LINE広告は表示や製品の規制がされており、同じものでもOKな場合とNGな場合があります。ちなみに、医療系や美容整形、ネットビジネスは掲載が認められないケースもあるため注意してください。
2)予算が少ないと効果が低い可能性もある
広告は入札制度になっているため、低予算の場合は表示されない事態になる場合もあります。このようなデメリットもあると把握して利用しましょう。
LINE広告の全体構成
LINE広告は「広告配信面」・「クリエイティブ」「広告配信機能」の3つの要素から構成されており、それぞれの特徴を生かして掛け合わせて配信していきます。
LINE広告の配信面
LINE広告はLINEユーザーが日常的に利用するサービスに広告を掲載できます。広告には様々な配信面があり、各配信面と特徴は下記の通りです。
LINE広告のフォーマット
LINE広告のフォーマットは5種類です。
1)Card(静止画・動画)
Cardは横長の形式で表示され、画像または動画で掲載できます。トークリスト、タイムライン、LINE VOOMなどほとんどの配信面に対応しています。
2)Square(静止画・動画)
Squareは正方形の形式で表示され、画像または動画で掲載できます。Cardと同じく多くの配信面に対応しています。
3)カルーセル(静止画)
カルーセルは最大10個の画像を使用できる形式です。ユーザーがスワイプすることで画像を見ることができ、ストーリー立てで宣伝できます。LINE Dynamic Ads・LINE VOOM・LINE NEWSなどの一部動的広告に対応しています。
4)Small Image (画像(小))
Small Image(画像小)は、トークリスト上部、LINE NEWS、LINE広告ネットワークで画像で表示される形式です。表示が小さいため視認性に注意する必要がありますが、商品やサービスによってはいい成果が期待できます。
5)Vertical(動画)
縦型の動画専用の形式です。LINE VOOM面、LINE広告ネットワークに掲載される広告フォーマットで、LINE VOOM上では3:4の比率になり、上下がトリミングされるため、クリエイティブ作成時には注意しましょう。
各フォーマットが掲載可能な配信面は下記の通りです。
LINE広告アカウントの作成方法
LINE広告を利用しはじめるには、まずは広告アカウントの作成を行う必要があります。手順は5ステップで簡単に作成可能です。具体的なアカウントの作成手順を画増付きで解説します。
1)新規登録を行う(事前にビジネスIDまたは公式アカウントが必要)
LINE広告を開設するためには、LINEビジネスIDかLINE公式アカウントのどちらかが必要になります。LINEビジネスIDはLINEアカウントでログインやメールアドレスで登録でき、公式アカウントは別に開設します。
LINE広告のオンライン申し込みページから手順に沿って作成いてください。
2)公式広告センターにアクセス
次に公式広告センターにアクセスし、広告アカウントの新規作成を行います。
3)アカウント情報を入力する
「新規登録」から必要な情報を入力してください。登録に必要な情報は下記になります。
・取引先法人
・ビジネスタイプ
・法人番号
・代表者電話番号
・担当者名
・担当者の部署名
ここで1)で作成したLINEビジネスIDまたは公式アカウントが必要になります。次に請求情報としてクレジットカードの登録し、審査に通過できれば、出稿が可能です。
LINE広告の出稿手順
LINE広告のアカウントを作成でき、実際にLINE広告を出稿するには大きく3つの手順で行うことができます。
1)キャンペーンの作成
1.出稿したい広告アカウントを選択し、[+キャンペーンを作成]をクリック
2.キャンペーンの目的
キャンペーンの目的を設定します。「ウェブサイトへのアクセス」「ウェブサイトコンバージョン」「アプリのインストール」「友だち追加」など、商品やサービスに合った目的を選択してください。
3.基本情報
任意でキャンペーン名を設定します。
4.掲載期間
広告を掲載する期間を決めます。「今日から断続的に配信」か「開始・終了日時を設定」が選択できます。
5.任意設定
任意設定から予算の設定を行います。キャンペーン予算の最適化を設定した場合は、「1日予算(キャンペーン)」に金額を入力します。
2)広告グループの作成
1.基本情報
任意で広告グループ名を設定します。
2.ターゲット設定
地域、性別、年齢、(ユーザーが使用する)OS、を設定します。
ターゲットをユーザーの趣味・関心などから指定する場合は「詳細ターゲティング」から編集できます。
3.広告の配信
「自動配置」(推奨)、もしくは「配信先を編集」を選択し、LINEまたはLINE広告ネットワークから配信先を選択します。
4.最適化と入札
「入札単価の設定方法」はキャンペーン作成時に設定したキャンペーン目的に合わせて選択します。「課金方法」は選択した入札単価の設定方法に合わせた課金方法が表示され、「入札戦略」は自動入札を選択した場合に適したものを設定してください。「上限CPC」「入札価格」「目標単価」は入札方法と入札戦略に適した金額を入力してください。
5.予算設定
1日あたりの予算(1円以上)を入力してください。金額が低すぎると広告が配信されにくくなる場合があるため、低すぎない金額を入力してください。
3)広告の作成
1.基本情報
任意の広告名を入力します。
2.広告フォーマット
キャンペーンの目的や課金方式によって選択できるフォーマットが異なるため、選択可能な広告フォーマットを選択します。
3.広告
広告クリエイティブを入稿し、、遷移先のランディングページのURLを設定します。
ここまででLINE広告の出稿準備は完了です。作成後審査に入り、審査には最大で3営業日要します。審査が通れば配信が開始されます。
LINE広告で成果を出すポイント
LINE広告で成果を出すためには以下のポイントを押さえておきましょう
1)「クリックしたくなる」ファーストビューにこだわりぬく
LINE広告に限らず、広告配信ではユーザーが「クリックしたくなる」クリエイティブを作ることが成果に大きく関わります。売れる広告を作るためには、まずは広告のリサーチの量と質が重要です。
2)配信先は「自動配置」から調整していく
LINE広告には多くの配信先があり、始めは設定に悩む方も多いと思います。まずは「自動配置(推奨)」で実施し、後日パフォーマンスを確認しながら、効果のいい配信先に調整していくのがいいでしょう。
3)クリエイティブは複数のフォーマットで制作
LINE広告では複数ある配信面に応じて、動画または静止画、表示される比率など、広告のフォーマットも複数用意されています。より効果的な検証を行うには、キャンペーンの目的に合わせた全てのフォーマットでクリエイティブを用意したいところです。しかしそれには、それに応じた工数や予算が必要となるため、難しい際は、多くの配信面に対応しているCard、Square、動画よりも静止画を優先的に制作するとよいでしょう。
LINE広告を分析する方法
「広告のリサーチの量と質が重要」とお話しましたが、市場の膨大な広告を収集するのはかなりの時間と予算が必要になります。リサーチツールを活用すれば、LINE広告の分析を効率よくすすめることが可能になります。
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