YouTube広告は、YouTubeという動画プラットフォーム上で表示される広告形式です。本記事では、YouTubeの媒体の特徴、YouTube広告のメリット・デメリット、広告の種類、アカウントの作成方法と出稿の手順、成果を出すポイントを解説します。

Youtubeの媒体の特徴

YouTube広告の理解を深めるために、YouTubeの媒体の特性について振り返りましょう。

YouTubeは2005年に創業された映像共有プラットフォームで、2006年11月にGoogleによって買収、現在は同社の傘下で運営されている動画プラットフォームです。YouTubeは世界全体で毎月20億人以上の利用者がおり、日本国内では2022年5月時点で7000万人以上のユーザーがアクセスしています。

総務省のアンケートによると、日本では10代から40代の間でYouTubeの利用率が90%を超えており、50代から60代でも60%以上の方々がYouTubeを利用していると報告があります。この数字は、国内の主要な動画共有・配信サービスの中で最も高い割合を示しているといえるでしょう。

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令和5年6月「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

YouTube広告のメリット

YouTube広告のメリットについて解説していきます。

1)高い費用対効果

YouTube広告には、同じ人に繰り返し広告を表示することを避けるための「フリークエンシーキャップ設定」や、「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」といった広告目標に応じた配信設定が可能です。これにより、効果的な費用効果の高い広告運用が可能となります。

2)広告からLP(ランディングページ)へ誘導できる

YouTube広告を通じて、自社のランディングページに簡単に誘導できます。これにより、ユーザーの教育と購入意向の高い顧客を獲得できるでしょう。

関連記事:LP(ランディングページ)とは?基礎知識・作り方・運用のポイントを解説!

3)多くのユーザーに効率よく配信できる

日本国内におけるYouTubeの利用者数は、2022年5月時点で7000万人を超えています。全世代におけるサービス利用率は平均87.9%であり、10代から40代では90%を超える水準となっているのです。

このことから、YouTube広告は、多くの利用者に対して効果的にリーチできる広告と評価できるでしょう。

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令和5年6月「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」

4)高精度のターゲティング設定が可能

YouTube広告では、ユーザーのターゲティングを細かく設定できるセグメント機能が豊富に用意されています。年齢や性別、居住地だけでなく、興味関心のあるトピックなども利用して、広告を配信する対象を特定することが可能です。

そのため、より効果的な動画広告を制作しやすくなり、ターゲット層に訴える広告戦略が展開できるでしょう。

5)Google広告と連携可能

YouTube広告は、Google広告のプラットフォームを通じて実施されます。Google広告において、動画を視聴した方やウェブサイトを訪れたユーザーをリストアップすることが可能です。

広告映像を視聴した方やウェブサイトへ訪れた人々に焦点を当てたリマーケティングを行うことで、効果的なアプローチが可能となります。広告を出稿した後でも、終わりではなく、効果の検証を繰り返し行い、改善を続けることが重要です。

YouTube広告のデメリット

YouTube広告のデメリットの一つとして、視聴者がスキップする可能性がある点が挙げられます。視聴者にとって、望んでいる動画の途中や前に広告が現れることは、不快と感じる人もいるでしょう。

動画の内容やクオリティが不十分な場合、視聴者に否定的な印象を与える可能性があります。したがって、的確なターゲット層の分析を行い、高品質な動画コンテンツの制作に努めることが大切です。

Youtube広告の種類

ここではYoutube広告の主な種類について紹介していきます。

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画増引用・参考:動画広告フォーマットの概要 |Google 広告ヘルプ

1)スキップ可能なインストリーム広告

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スキップ可能なインストリーム広告|Google 広告ヘルプ

スキップ可能なインフィード広告は、YouTube および Google 動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信されている動画の前後、または途中に再生される動画広告です。再生開始から 5 秒が経過すると、ユーザーは広告をスキップして引き続き動画を視聴できます。視聴者がサムネイルをクリックしなければ動画は再生されないため、そのため不快感を与えにくい広告です。広告は興味のある視聴者にのみ表示されるため、潜在顧客とのコンバージョン獲得につながりやすいでしょう。

2)スキップ不可のインストリーム広告

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スキップ不可のインストリーム広告|Google 広告ヘルプ

スキップ不可のインストリーム広告は、動画の再生前後や途中で広告が表示されます。この広告をスキップすることはできません。スキップ不可のインストリーム広告の長さは最大 15 秒です。

ただし、動画再生前や途中に広告が挿入されると、視聴者はストレスを感じることがあります。そのため、スキップ不可のインストリーム広告の効果的な活用には動画から離脱されずに最後まで視聴される動画の制作と正確なターゲット設定が重要です。

3)インフィード動画広告

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画増引用・参考:動画広告フォーマットの概要 |Google 広告ヘルプ

インフィード動画広告では、ターゲット ユーザーが視聴する可能性の高い YouTube コンテンツの近くで広告主様のブランドや商品、サービスをアピールできます。インフィード動画広告は、YouTube 検索結果、YouTube の「次のおすすめ」、YouTube アプリのホームフィードに表示されます。

4)バンパー広告

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画増引用・参考:動画広告フォーマットの概要 |Google 広告ヘルプ

YouTubeおよびGoogle 動画パートナー上のWebサイトやアプリで配信される動画の再生前後または再生中に表示されます。スキップは不可で、動画の長さの上限は6秒です。スキップできない短いメッセージであるため、認知度を高めたり、他の広告を強化することが可能です。

5)アウトストリーム広告

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画増引用・参考:動画広告フォーマットの概要 |Google 広告ヘルプ

アウトストリーム広告は、Google 動画パートナーのさまざまなプレースメントに表示されるモバイル専用広告です。音声なしで再生され、クリックすると音声が流れ。モバイルアプリでは、アウトストリーム広告はバナー、インタースティシャル、インフィード、ネイティブ形式で表示され、縦向きモードと全画面表示モードの両方に対応しています。

Youtube広告アカウントの作成方法

1)Google広告アカウントを開設

Google広告を開始するためには、Google広告のアカウントが必要です。指示されたリンクからアクセスし、新規作成を行いましょう。アカウントの作成手続きは約10分ほどで完了します。

Google広告アカウント開設URL:
https://ads.google.com/intl/ja_jp/getstarted/

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Google広告で利用可能な無料クレジットが提供されている際は、それを活用することが有益です。広告主は自らの資金を投入せずに、即座に広告を掲載することができます。

2)YouTubeアカウントを紐付け

この時YouTubeアカウントに既にログインしていると、下記の画面より簡単にYouTubeアカウントと紐付けできます。

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ログインしていない・違うアカウントで連携したい場合は下記の手順で設定可能です。

1.Googleの広告IDをコピー
※Google広告の管理画面のアイコンの隣にある10桁の数字がIDです

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Google広告の管理画面のアイコンの隣にある10桁の数字がIDです


2.YouTubeStudioにログイン
3.左下の[設定]→[チャンネル]→[詳細設定]
4.[リンクしている Google 広告アカウント]から[アカウントをリンク]

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5.「Google広告のお客様ID」の箇所に、1.でコピーしたIDを入力

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6.Google広告の管理画面に戻り[ツールと設定]→[設定]→[リンクアカウント]
7.リンクアカウントの一覧からYouTubeの[詳細]
8.[VIEW REQUEST]→[APPROVE]

YouTube広告の出稿手順

ここからは多くの広告主が採用している「スキップ可能なインストリーム広告」を示して、その出稿手順を紹介します。

1)広告用の動画を自身の会社のチャンネルにアップロードする

広告用の動画を作成し、自社のYouTubeチャンネルに投稿することから始めましょう。この際に重要なのは、動画の公開設定です。通常、広告用の動画は「限定公開」に設定される場合が多いようです。動画を「非公開」に設定すると、広告として配信できなくなるため、注意が必要です。

2)Google広告にて動画キャンペーンを作成

Google広告の管理画面で「動画キャンペーン」を立ち上げる手順を示します。左側のサイドバーにある「キャンペーン」タブをクリックし、「+(プラス)」ボタンを押して新しいキャンペーンを作成します。

次に、作成画面では「キャンペーン目標」と「キャンペーンタイプ」を設定します。「キャンペーン目標」とは、動画広告を通じて達成したいビジネス上の目標を指します。例えば、「動画を視聴後、自社のウェブサイトに訪れてもらいたい」という場合は、「ウェブサイトのトラフィック」を選択します。

目標を設定することで、おすすめの機能や設定が自動的に表示されます。また、この目標は必要に応じていつでも追加や削除が可能です。

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次に「動画」を選択するとキャンペーンのサブタイプの選択画面が出てくるので、「動画再生回数」を選択します。

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3)広告予算を設定

次に、入札戦略と予算、そして広告の配信期間を決定します。

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入札戦略とは、自動的に最適な入札単価を設定するための予算の使い方を決めるものです。広告出稿の目的に合わせて選択してください。例えば、「広告をたくさん見てもらいたい場合」は、インプレッション課金を選択します。

ここでは、それぞれの目的に応じて以下の選択肢があります。

・CPV(視聴回数を獲得する)
・CPM(インプレッションを獲得する)
・CPA(設定した目標コンバージョン単価で可能な限り多くのコンバージョンを獲得する)
・予算内で可能な限り多くのコンバージョンを獲得する

予算の入力では、キャンペーン期間全体の総額予算を指定する「キャンペーンの合計予算」か、1日平均の予算を指定する「1日の予算」のいずれかを選択できます。広告は自動で配信されるため、日によって出稿ペースが上がることもありますが、設定した予算を超える金額は請求されない仕組みです。広告の配信期間を指定してキャンペーンの開始日と終了日を設定することで、予算設定は完了です。

4)広告のターゲットを設定

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広告配信の対象を特定することで、広告運用の効果を最大化しましょう。ここで設定可能な項目は以下の通りです。

・広告の掲載ネットワーク(YouTube検索結果、YouTube動画、ディスプレイネットワークの動画パートナー)
・広告表示の言語設定
・広告表示対象地域の設定(市町村単位で)
・コンテンツ除外設定
・その他の設定:デバイス別ターゲティング、フリークエンシーキャップ、広告スケジュール設定(曜日と時間帯)

「コンテンツの除外設定」とは、自社のブランドイメージに適さないライブストリーミング動画や成人向けコンテンツなどに広告を表示しないよう設定することを指します。

5)広告のグループを作成

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テーマごとに広告を分類して管理する際には、広告グループを設定することが有益です。例えば、高級腕時計、スマートウォッチ、レディース腕時計の3つの商品カテゴリがある場合、それぞれのカテゴリに対応する3つの広告グループを立ち上げます。

これにより、異なるターゲット層に向けて適切にターゲティングを行うことが可能となります。

6)広告配信をしたい動画を入稿する

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YouTube広告に使用するために、既にYouTubeにアップロードした動画を入稿しましょう。動画を見つけて選択するか、動画のURLをコピーして貼り付けます。広告フォーマットとしては、「スキップ可能なインストリーム広告」を選択し、広告をクリックすると遷移するランディングページのURLを入力しましょう。

ユーザーに広告をクリックしてもらうために、「詳しくはこちら」や「購入する」といったフレーズを「行動を促すフレーズ」欄に入力すると、広告にボタンとして表示されます。広告の設定が完了したら、「キャンペーンの作成」をクリックしましょう。

7)審査完了後配信スタート

キャンペーンを作成すると、広告の審査が実施されます。YouTube広告は、「Google広告共通のポリシー」「YouTube広告の要件」「動画広告の要件」の3つの規準に基づいて審査されます。

広告ステータスはこの段階で「審査中」と表示され、ほとんどの場合、1営業日以内に審査が完了します。 ただし、場合によっては詳細な審査が必要となり、数日かかることもあります。 広告の審査が2営業日を過ぎても終了しない場合は、お問い合わせいただくことをおすすめします。

Youtube広告で成果を出すポイント

ここからは成果を出すためのポイントをお伝えします。

1)すでに回っている広告を分析

制作に入る前に、リサーチの質と量がものをいいます。ユーザーの悩みを細部まで理解し、どの訴求で広告をうつか緻密に戦略を立てましょう。

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2)最初の5秒でインパクトのあるメッセージをのせる

インフィード広告やバンパー広告では、望んでいる動画の前後に広告が表示されるため、視聴者にとって不快な存在と見なされることが一般的です。最初の数秒で関心を引かなければ、スキップされたり無視されたりしてしまう可能性があり、広告が見られない状況が生まれます。

そのため、最初の5秒間で視聴者を引き込むオリジナルなメッセージを伝え、最後まで視聴したいと感じさせるコンテンツを提供することが大切です。過去のケースでは、特定のターゲット層に人気の女優が「楽しみにしてください!」と呼びかける広告なども存在しています。

3)ターゲットを限定して配信する

適切なターゲットにリーチし、異なるアプローチで情報を届けることで、スキップされない動画広告の制作が必要です。同じ内容を繰り返し配信するのではなく、効果的な結果を得るためには、ターゲットを選別して個別対応し、訴求内容を変化させることが鍵となります。

4)広告のパターンを用意し検証する

同じターゲットを対象とする広告の配信においても、広告のコンテンツによっては、スキップ率やクリック率が大きく変わります。広告の効果を最大化するためには、複数のクリエイティブを作成し、その成果を比較できるようにすることが非常に重要です。

また、過去に良好な成果を出した広告であっても、同じ内容を繰り返し見せると飽きられる傾向があります。したがって、常に新しい視点や訴求内容の広告を配信し続けることが、広告の効果を向上させるために重要です。

YouTube広告を分析する方法


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